こんにちは、国境ぐらしのゆいです。
今日は、私が2016年10月から2017年7月の約9か月間お世話になった、
FRENCH IN NORMANDY
という語学学校についてご紹介、レビューをしていきたいと思います。
スポンサーシップなどではなく、あくまで私が私費で経験したことをもとに、元生徒としての生の声をお届けしたいと思います。
ちなみに、私はこの語学学校に来るまで、フランス語はJe m’appelle Yuiしか言えないレベルでしたし、フランスのことほんとに何もわからなかったので、(笑)
留学斡旋会社にカウンセリングしていただき、この語学学校を紹介してもらってここに決めました。
立地:ノルマンディ地方・ルーアン
FRENCH IN NORMANDYは名前の通り、
フランス、ノルマンディー地域の首府ルーアンに位置しています。
私がルーアンにいた時はイギリスには行かなかったのですが、ご覧の通りイギリスにとても近いです。
また、パリまではblablabus🚌で1時間半。時期によりますが、だいたい往復10€(約1,200円)で行けちゃいます。パリまで日帰り旅行なんて余裕です。
モンサンミッシェル✨🏰も車で3時間の距離です。
ルーアンの雰囲気
私は大阪府出身で大学は東京でしたので、ルーアンはこじんまりした印象でした。
でも、初めてフランスに来て、言語も話せなかったので、
1.すぐに環境に慣れることができ、
2.親切なひとが比較的おおく、
3.窃盗などの思わぬトラブルも比較的少ない
という理由から、
ルーアンをフランス語をゼロから勉強する街に選んで本当に良かったと思います。
また、木組みの家が立ち並ぶ街の雰囲気はレトロでかわいらしいです。
トラムが通っていて、あちこち行くにも不便はありませんでした。
天気に関しては、地理的に雨や曇りの日が多く、真夏以外は毎日どんよりとしていました。
学校の近くにはIntermarchéという大型のスーパーがあり、お昼になるとみんな利用していました。
また、学校の隣に大きな公園があり、緑に囲まれながらお昼休憩を取ることができます。
住居
住居の手配は留学斡旋会社を通して、FRENCH IN NORMANDYにお願いしました。
ホームステイと一人暮らしを選べたのですが、私は一人暮らしを選び、アパートホテルチェーンの”les Estudines”を紹介してもらいました。
今思えば、オンラインで自分で予約することもできたのですが、フランス語を話せない不安があったことと、語学学校を通した方が問題があったときに心強いと思い、お願いしました。
トラムVoltaire駅がレジデンスの真ん前にあります。
ホームステイを選んでいるクラスメイトもたくさん周りにいましたが、ホームステイ先にはかなり当たり外れがあったのが正直な印象です。
例えば、ある友人のホームステイ先はフレンドリーで優しい両親と子供1人と猫ちゃん2匹で、部屋もとてもおしゃれでした。
一方で、せっかくホームステイにしたのに、住人がいつも忙しそうでフランス語で会話する機会がない、ご飯込みで家賃を支払っているのに夕食に缶詰だけ出される、光熱費をあとから別で請求される、なんてトラブルもちょくちょく耳にしました。
でも、実際にホームステイははじめてみければ相性もわかりません。
問題があれば、すぐに語学学校の方が対応してくれていましたので、安心してください。
登校初日
FRENCH IN NORMANDYでは、どんなに超初級の生徒相手であっても、
「フランス語はフランス語で教える」
を徹底した教育方針でしたので、初日は大変でした。
というのも、こちらが理解していない雰囲気満載にもかかわらず、受付の担当者の方々も先生方もみんなフランス語で話してきます。
はじめは、ん・・・😧ん???🤨ハハハ・・・😅という感じで、本当になんにもわかりませんでした。(笑)
支払いのことや住居のことなど、こちらが絶対理解するべきことは受付の方が英語で伝えてくれましたが、それ以外の授業に関することはフランス語で徹底されていました。
優しい日本人のクラスメイトが通訳してくれなければ、残念ながら会話成り立たなかったです。(笑)
段々慣れてくる
それからは、辞書片手に、
単語わからなかったら調べる、覚える、用法確認する
先生の使うちょっとした一言が理解できなければ日本語で書きとめ、後で意味を聞く
質問があれば質問しまくる
ことの繰り返しで、どんどん先生の言うことがわかるようになり、どんどん自分の言いたいことを表現できるようになりました。
四カ月後くらいには、はじめは全く考えていなかった、DELF、DALF(フランス教育省認定の公式フランス語資格)の取得を考えるようになりました。
そのあとは、途中から午後のatelier のクラスをDELF、DALF特訓コースに変更し、7カ月目にDELF B2、9カ月目にDALF C1を取って、日本に帰ることができました。
フランス語ゼロ初級から9カ月でDALF C1の取得は珍しかったようで、語学学校に特集していただきました。↓
https://www.frenchinnormandy.com/temoignage-de-yui-takeuchi-french-in-normandy-review/
追記:帰国して10か月後にDALF C2に合格しました!その勉強方法はこちらから
FRENCH IN NORMANDYのメリット・デメリット
この語学学校の第一のメリットは、教育の質です。
先生はFLE(外国語としてのフランス語)のプロの方々ですので、安心して授業を受けることができました。
実際に、フランス語だけで授業を受けましたが、1か月後にはもう大体先生の言っていることが分かるようになりました。
先生も受付の方もフレンドリーな方ばかりで、フランス語を使うのが楽しかったです。
また日本人のスタッフの方がいたことも、最初の時期は特にとても心強かったです。
ちょうどそのとき産休に入られていたので、月に一回ほどだけ学校にいらっしゃったと思うのですが、ビザのことや業務的な事だけでなく、メンタル面でも話を聞いてサポートしてくれたのを覚えています。
あと、1週間に一回遠足のようなアクティビティーがあったこともよかったです。
近場だけでなく、モンサンミッシェルのような、車が無ければいけないところにバスをレンタルして、他の学生たちと先生と行けたので楽しかったです。
教育の質が高いこと
日本人スタッフがいること
豊富なアクティビティー
この学校の唯一のデメリットは、一週間でクラスがガラッと変わることです。
規模的に比較的小さいこの語学学校では、1週間だけ旅行感覚でフランス語を学びに来る人もいれば、わたしのように長期で勉強しに来る生徒もいます。
だから長期的に固定のクラスがないのです。
1週間に一回、掲示板に張り出されたその週のクラスメイト、先生、部屋を確認し、毎週新しい先生、新しい学生、新しいクラスルームという感じでした。
毎週入れ替わるクラスのシステムは最初は新鮮でしたが、長くいるととてもストレスに感じるようになりました。
同世代の学生だけでなく、定年退職後にくる60代以降の学生もいて、特にクラスの流れを完全にストップするような頑固な”クセの強い”人がクラスにきたときに、1週間2週間クラスがその人に振り回される感じが苦痛でした・・・。
短期で来ていれば、その時のクラスしか経験していないから”まぁ、こんなもんか。”と受け入れられても、長期でずっといる生徒にとっては、”今週は明らかに他の生徒が発言しにくい環境になっている”と、良かった時のクラスと比較をしてしまいます。
そのようなときには、やる気がぐっと下がってしまうこともありましたが、その代わりになるべく自習を頑張るようにして、あんまりクラスに期待しすぎないようにしていました。
1週間に一回クラスがガラッと変わること
まとめ
ルーアンという街にあるFRENCH IN NORMANDYについてお話ししましたが、メリットもデメリットも含め、結果的に、私はこの語学学校を選んでよかったと思ってます。
結局は自分の努力次第ではありますが、わたしは実際9カ月ここでお世話になり、飛躍的にフランス語が伸びました。
1週間に1回クラスが変わるというシステムがあるので、特に短期(3カ月以内)の留学でフランスの語学学校をお探しの方に私はおすすめします。
何か質問があれば、お答えします。☺
ではまた。💜
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