みなさん、こんにちは!
現在ストラスブール大学在学中の国境ぐらし、ゆいです。
ただいま2020年7月、フランスドイツでもコロナが少しずつ落ち着いてきました。
私はというと、5月には期末試験が終わり、修士1年目が終わり、夏休みゆるーっとすごしてます。🌱
2学期目の半分はすべてオンラインでしたが、無事単位も取れてM2に進級できそうです😊
ところで!
今回は、私がこの一年通ったストラスブール大学のキャンパス・施設をご案内します🇫🇷
これからストラスブール大学に留学することになった皆さんにご参考になればと思います!
では、C’est parti !
目次
ストラスブールはドイツとの国境の街
まずは、ストラスブール大学の位置情報から。
ストラスブール大学は、その名の通りストラスブール市内に位置します。
ストラスブールは世界史の授業でおなじみのアルザス地方の首府です。
世界史で「アルザス・ロレーヌ」といえば、戦時中フランスとドイツが領有権を取り合っていた地域でしたよね。
現在はフランス領土ですが、まさにドイツとの国境のまちです。
CTSという会社のトラムが街中通っているのですが、そのトラムの終点がドイツのKehlという街になります。
フランスと比べるとドイツ側のほうが日用品が断然安い(半額以下のことも)ので、学生だけでなくストラスブールの市民の多くがトラムや車でドイツのKehlに来て、大量に買い物をして帰っていきます。(笑)
ストラスブール大学のメインキャンパス
Campus de l’Esplanade(キャンプス・ドゥ・レスプラナード)、Campus centralとも呼ばれます。
大学の授業のほとんどがここで行われ、ESAD、INSAなどのグランゼコール、大学の本部もこのキャンパスに位置しています。
そのため、食堂もたくさんあります!😋
CTSを利用して登校する場合、最寄り駅はEsplanade、Observatoire、Universitéあたりです。
キャンパスは大きく、たくさん建物や講義棟がありますので、目的地によって降りる駅を変えましょう。
キャンパス内の講義棟
キャンパス内の講義棟は本当にたくさんあります。専攻が違えば、利用する建物も変わります。
とりあえず言文系(faculté des langues)に在籍している私がこの一年で入ったことのある建物をざっとご紹介しますね。
Patio(パシオ)
大講義室もあり、入学式っぽい式典や新学期のイベントなどもここで行われることが多いです。
Faculté des langues の授業はほとんどここで行われます。
ちなみに名前はLe Patioなので、ここにいるときは ”je suis au Patio.”といいます。
発音はパシオで、スペイン語のようにパティオとは発音しません。
Institut le Bel
写真はストライキの時ですね(笑)
ILBと略されたり、Le Belと呼ばれたりします。
ここにも大講義室があり、たくさんの学生が利用しています。
私は修士の授業だけでなくドイツ語のテストなどでも利用しました。
Faculté des droits
メインキャンパスのど真ん中で非常に大きな存在感をはなっているこの青と赤の建物は、法学部の建物です。
法学を勉強していない限りここに用はないと思いますが、嫌でも目に入ってくるので待合場所とか目印として役立つかも。
Le Platane
Esplanade駅からキャンパスに入ると一番最初に見える建物です。
新学期が始まる毎年9月の1週目に行われる、新入生が必要な情報をまとめて得られるAgoraというイベントがあるのですが、場所はここLe Plataneでおこなわれます。
このAgoraというイベントには、たくさん現役在学生が参加しているので、何か質問があれば質問できますし、CTSなどの民間企業だけでなくアルザス県庁やAssurance Maladieなどの公的機関も参加しています。
普通だったらわざわざアポを取ったり、街中の店舗に行ってめちゃくちゃ並んだりしなければいけないところを、ふらっとここのブースに立ち寄るだけで、トラムの定期を買い求められたり、ビザ関係の問題を解決できたりするのです!
ぜひこの機会を利用してくださいね:)
話がそれますが、この建物のトイレ、陶器でできた便器の部分しかなく、便座がないんです。。。(少なくとも女子トイレは)
他の建物のトイレは便座があるんですが、ここだけなぜかありません。
日本人の私にとっては、初めて見た時ファッ?!!!という感じだったのですが、いろんな友達に「変じゃない?」と聞いても「んー。あー。そうだっけ?」という反応でした。
みんな便器にそのまま腰かけてるのかな・・・私はいつも腰浮かしてます(笑)
Palais universitaire
哲学や芸術系の専攻であればここの利用がほとんどだと思います。
もしそうであれば・・・本当にうらやましいです。😳
ストラスブール大学のなかでもっとも美しい建物で、入るたびため息が出るほどきれいです。
MISHA(Maison interuniversitaire des sciences de l’Homme)
MISHAは何度か授業で利用しました。
新しい建物なので、図書館や食堂など設備がきれいな印象です。
人文学系の博士課程の学生や教授がオフィスを持って研究しています。
食堂、カフェテリア
食堂はResto’U、カフェテリアはCafétéria、Cafetなどと呼ばれます。
CROUSという奨学金や大学寮を管轄する公的機関が食堂も運営しています。
ストラスブール大学の食堂は以下の5か所あります↓
食堂:
- Resto U Esplanade
- Resto U Paul Appell
- Resto U Cronenbourg
- Resto U Illkirch
- Resto U Gallia
食堂ではメインディッシュ・サラダ・デザートを一品ずつ選んで、全部で3.5€(約400円)くらいと、とても安くおなかいっぱいになれます。
メインディッシュは、日によってタルト・フランべやピザ、バーガー、パスタ、魚料理、肉料理、アジア料理などいろいろな可能性がありますが、2つの料理のうちのどちらかを選べます。
メインディッシュだけ取っても、サラダ・デザートとセットの値段を請求されるので、食べれるならサラダ・デザートも取った方がお得ですよ♪
ストラスブール大学のカフェテリアは以下の5か所です↓
カフェテリア:
- Cafétéria La Misha
- Cafétéria Le PEGE
- Cafétéria Le Patio
- Cafétéria St Georges
- Cafétéria La Petite Gallia
カフェテリアではコーヒーやマフィン、クッキー、サンドイッチ等の軽食も置いています。
食堂もカフェテリアも、支払いはIzlyが便利です。
Izlyはプリペイド形式のサービスで、事前にチャージした分購入できます。
携帯のアプリや学生カードでタッチするだけで支払い完了です。
食堂はクレジットカードをできないところの方が多いため、自販機やコピー機の支払いもできるIzlyの利用をおすすめします!
図書館
大学図書館は、フランス語でBibliothèque universitaire、略してBUとよく呼ばれています。
ストラスブール市内に位置する図書館は、なんと48か所!!!多すぎです。
自分の専門に合った図書館を、事前にこちら(大学図書館公式サイト:Découvrir les bibliothèques)で調べて出向くか、特定の資料をお探しの場合はこちら(大学図書館公式サイト:Trouver un document)で資料がある図書館を調べてから出向くようにしましょう。
特に探している資料もないけれど、図書館に行ってみたい!という人には次に説明するBNUに行くことを是非お勧めします。
BNU(Bibliothèque nationale universitaire)
BNUはストラスブール・レピュブリック広場に位置する公共図書館です。
ストラスブールがドイツ側だった1872年にドイツ帝国によって建てられた、とっても歴史のある図書館なんです。
その蔵書数はなんとフランスの中で2番目。(ちなみに1番はパリのBibliothèque nationale de France)
日本語の資料も置いてます。
まとめ
以上、ストラスブール大学について、地理情報、キャンパス、建物、食堂などなどキャンパスをご案内しました!
これからストラスブール大学に留学に来る方!もしなにか質問があればお問い合わせフォームよりご連絡ください。お答えしますよー!
ではまた!